こんにちは。神社昌弘です。
今日は少しだけ、私がなぜこの仕事をしているのか、その原点についてお話ししたいと思います。
私が20歳の時、突然「クローン病」という難病を発症しました。
大学生でした。
これから人生を切り拓いていこうという時に、
「一生治らない」と言われる病気に、いきなり立ち止まらされたのです。
その後、8度の手術と、4年間の絶食生活。
口から何も食べられず、点滴だけで命をつなぐ日々が続きました。
若さも夢も未来も、
すべてが遠く感じられ、
正直、「なんで自分だけが…」と何度も思いました。
でも、そんな苦しみの中で、
少しずつ見えてきたものがありました。
■ 「心の状態」が、身体や病気の向き合い方に大きく影響すること
■ 「誰かに話せる」ことで、自分を取り戻せる瞬間があること
■ そして、「痛みを知った人」だからこそ寄り添えることがある、ということ
これらの体験が、
今の私のカウンセリングの土台になっています。
2016年には、テレビ東京『生きるを伝える』という番組に出演し、
この経験についてお話しさせていただく機会をいただきました。
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全国放送で自分の病気の話をするのは、正直とても勇気が要りました。
でも、それ以上に、「この経験が誰かの力になれば」と願っていました。
今では、3万件を超えるカウンセリングを重ね、
少しでも“生きづらさ”を抱える方に寄り添いたいという思いで、
日々、画面越しや対面でお話を聴かせていただいています。
痛みや悲しみは、
それだけでは「意味のない苦しみ」に感じるかもしれません。
でも、そこから誰かに手を差し伸べられる力に変わったとき、
人生は少しずつ、希望の方向へと動き出す。
私は、それを身をもって体験してきました。
だから、もしあなたが今、
自分の道に迷っていたり、心に疲れを感じているなら、
どうか思い出してください。
「今いる場所が、終点ではない」
ということを。
そして、よかったら、
私と一緒に「心を整える時間」を持ってみませんか?
あなたの中にある光が、また輝き出すように。
そのお手伝いができたら、何よりうれしいです。
神社 昌弘