「人を愛するって、どういうことですか?」
カウンセリングをしていると、よく聞かれる質問です。
僕もこの問いに、すぐに答えることはできません。
むしろ、答えは人の数だけあると思っています。
でも、たったひとつだけ、
確信していることがあります。
それは、
「人を本当に愛するとは、相手を変えようとしないこと」
です。
もっとよくなってほしい。
楽になってほしい。
幸せになってほしい。
そんなふうに、
「こうしたらいいのに」
と思ってしまうことは、
優しさや想いの裏返しでもある。
でも、ふと気づくんです。
それって、
どこかで
「今のあなたじゃ足りない」
と言ってしまっているのではないかと。
愛するって、
相手を変えようとせず、
“今のままのその人”を見つめること。
どこか欠けていたって、
うまくいかなくても、
弱くても、
「それでもあなたは、あなたでいい」
と伝え続けること。
それは簡単なことではありません。
むしろ、本気で大切に思っている人に対してほど、難しい。
「もっとこうすればいいのに」
「自分のやり方のほうが正しい」
つい、そんな“変えたくなる衝動”が湧き上がってしまうから。
でもその衝動を手放すことこそが、
愛の本質なのかもしれません。
誰かを変えようとせず、
ただ、そばにいること。
黙って見守ること。
その人がその人らしくあることを、許すこと。
愛って、行動じゃなくて、「在り方」なんです。
ちなみに、あなたは今、
誰かを“変えようとして”いませんか?
あるいは、
誰かに“変えられようとして”苦しんでいませんか?
「そのままでいい」
そう言える関係性こそが、
きっと本当の愛なのかもしれません。
神社 昌弘(かんじゃまさひろ)

17歳で父を亡くし、20歳で指定難病・クローン病を発症。
入退院と8度の手術、4年間にわたる絶食生活を経験しました。
“なぜ自分だけがこんなに苦しいのか”
孤独と絶望の中で、それでも諦めずに心の在り方を模索し続けた日々。
その過程で出会ったのが、言葉の力と人の温もりでした。
病を乗り越え、27歳で単身渡英。
英国の名門「Arthur Findlay College」にてサイキックサイエンスを学び、
日本に帰国後は、キャリアカウンセラーとして大学や官公庁で多くの若者や社会人と向き合いました。
現在は、心の専門家として独立し、20年以上にわたり30,000件以上のカウンセリング実績を重ねています。
また、全国での講演や執筆活動、YouTube番組『やすらぎ処方箋チャンネル』の配信など、
“癒し”と“気づき”を伝える活動を幅広く展開中です。
こんな方に寄り添っています
“話すだけで、こんなに楽になるんですね”
そう言って笑顔になってくださる瞬間のために、私はここにいます。
https://kanja.info/contents_507.html
著書・実績
神社昌弘「心の教育」研究所
30,000人の声に耳を傾けてきた、心の整え役。
あなたの“言葉にならない気持ち”を、そっと見える形に。
京都駅前・東京池袋駅前
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