コロナ禍で、みんなが不安になっている時、カウンセラーという立場から、
「いまの僕にできる社会貢献はないか?」
と考えて、毎月、京都新聞へコラムを投稿することに決めました。
おかげさまで、2020年4月から定期的に、僕のコラムが京都新聞(朝刊)『窓』欄に取り上げられています。
こちらでは、その一部を紹介したいと思います。
4月から仕事や学校などの環境が変わるという人が多いかもしれません。
期待と不安が入り交じっているところに、日々いろんな事が起きますから、不安や心配は尽きません。僕の元にも、多くの相談が寄せられます。
そんな時、僕は実体験から、こうアドバイスをしています。
不安になるのは、それだけ一生懸命な証し。
いまここに失いたくないくらいの「幸せ」がある証拠。
心配になってしまうのは、自分も相手も信じたい証し。
未来を信じたい証拠。
だから、無理に不安をなくさなくていいと。
かつての僕は、不安を無くすために必死でしたが、いろんな経験を経て、この不安の中には「柔らかい感受性」があって、この感受性があるからこそ、安らぎや幸せを感じることができるんだと気づきました。
それ以来、無理に不安をなくそうとせず、まずは、不安になるくらい頑張っている自分を認めて、自分を応援することが大事だと思っています。
自分に愛を向けることができれば「きっとうまくいく」と信じています。
学生の頃、四つ葉のクローバーを見つけられなくて、見つけられない自分が駄目な人間に思えて、探すことを諦めました。
本当は見つけたいのに、見つけられない自分が恥ずかしくて、無難にやり過ごすことを覚えて、できない自分を見ない生き方になっていきました。
そんなある日。
ベンチで休憩していた時に、三つ葉のクローバーたちから、
「四つ葉だけが素晴らしいわけじゃない」
と語りかけられた気がしました。
そこで僕は、特別なものばかりを追い求めていたことを思い知りました。
同時に、自分が自分の本当の気持ちをごまかしたり、諦めたりしていたことがカッコ悪くて、恥ずかしかったことを思い知りました。
この年になって、ようやく駄目な自分やカッコ悪い自分、恥ずかしい自分をありのまま認められるようになりましたが、時間がかかりました。
いろんな体験のおかげで、自分に素直でいることや自分を信じて応援し続けることの大切さに気づけました。
できない自分やカッコ悪い自分をも応援できることが、自分を愛することだとわかりました。
神社昌弘「心の教育」研究所
30,000人の声に耳を傾けてきた、心の整え役。
あなたの“言葉にならない気持ち”を、そっと見える形に。
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