僕がクローン病と診断されて、15年くらい経ったある日のこと。
大腸内視鏡検査をして、担当医師から、
「おめでとう!もう、大丈夫だよ」
と言われた。
本来であれば、幸せいっぱいになって、最高の気分になるはずが、なぜか、
「これから先、どうしていいのか?」
わからなくなってしまった。
これには、自分でも驚いた。
これまで、あんなに必死になって『完治』を目指してきたのに、それが叶った瞬間、幸せよりも、不安が出てきたことに対して、大きなショックを受けた。
いつしか、僕は、クローン病に依存するようになっていて、完治させることが人生最大の目標になっていたことに気がついた。
病気は、あくまで人生の通過点であって、それを克服することだけがゴールになってはいけなかったのに、真面目すぎた僕は、問題解決ばかりに夢中になって、人生の楽しみや喜びを忘れて、いつしか、修行僧のようになってしまっていた。
夢や目標は大事だが、その先を考えることは、もっともっと大事だということを思い知った。
病気を治すことより大切なのは、日々の心身が穏やかに過ごせること。
そして、完治よりも大切なことは、長く続く人生を、元気に、豊かに、楽しく過ごせること。
僕たちは、問題解決をするために生まれてきたのではなく、『幸せ』になるために生まれてきたことを、今一度、覚えておきたい。
神社昌弘(かんじゃまさひろ:本名)
https://kanja.info/contents_507.html
著書「クローン病が教えてくれたこと」
https://amzn.to/3Otf6wv17歳で父を亡くし、20歳で指定難病・クローン病を発症。
入退院と8度の手術、4年間にわたる絶食生活を経験しました。
“なぜ自分だけがこんなに苦しいのか”
孤独と絶望の中で、それでも諦めずに心の在り方を模索し続けた日々。
その過程で出会ったのが、言葉の力と人の温もりでした。
病を乗り越え、27歳で単身渡英。
英国の名門「Arthur Findlay College」にてサイキックサイエンスを学び、
日本に帰国後は、キャリアカウンセラーとして大学や官公庁で多くの若者や社会人と向き合いました。
現在は、心の専門家として独立し、20年以上にわたり30,000件以上のカウンセリング実績を重ねています。
また、全国での講演や執筆活動、YouTube番組『やすらぎ処方箋チャンネル』の配信など、
“癒し”と“気づき”を伝える活動を幅広く展開中です。
こんな方に寄り添っています
“話すだけで、こんなに楽になるんですね”
そう言って笑顔になってくださる瞬間のために、私はここにいます。
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著書・実績
神社昌弘「心の教育」研究所
30,000人の声に耳を傾けてきた、心の整え役。
あなたの“言葉にならない気持ち”を、そっと見える形に。
京都駅前・東京池袋駅前
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