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「食べたい」は、「生きたい」だった。

2026/06/26

人は時々、

欲を悪いものだと思います。

 

我慢できる人が立派。

欲張らない人が偉い。

 

そんな空気もあります。

 

でも最近、

僕は少し違う気がしています。

 

20歳の頃、

僕はクローン病でほとんど食べられなくなりました。

 

・食べれば苦しい

・食べれば下痢する

・食べれば悪化する

 

そんな日々が続きました。

 

だから、

「何が食べたい?」

 

と聞かれても、

答えないようになりました。

 

本当は食べたいものがありました。

 

焼肉も。

ラーメンも。

お寿司も。

旅行先の名物も。

 

みんなが当たり前に楽しんでいることが、

羨ましくて仕方ありませんでした。

 

でも、

欲しいと思うほど苦しくなる。

 

だから、

欲しくないことにしたのです。

 

「別に興味ないし。」

そんなふうに。

 

今思えば、

それは食べ物だけではありませんでした。

 

やりたいこと。

行きたい場所。

会いたい人。

 

本当は欲しいもの。

本当は叶えたいこと。

 

手が届かないかもしれない。

失うかもしれない。

傷つくかもしれない。

 

だから、

欲しくないことにする。

 

僕たちは案外、

そんなことをしています。

 

カウンセリングでも、

よく出会います。

 

本当は旅行に行きたい人。

本当は仕事を変えたい人。

本当は離れたい人。

本当は挑戦したい人。

 

でも、

「別にいいです」

と言う。

 

その言葉の奥に、

たくさんの諦めがあります。

 

もちろん、

我慢が必要な時もあります。

 

現実を見ることも大切です。

 

でも、

欲まで失わなくていい。

 

そう思うのです。

 

最近の僕は、

食べたいものを食べます。

 

行きたい店へ行きます。

 

「美味しいね」

と言いながら食べる時間を楽しみます。



 

すると不思議なことに、

ただ食事をしているだけなのに、

生きている感じがするのです。

 

だから今は思います。

 

「食べたい」

は、ただの食欲ではなかった。

 

生きたい!

楽しみたい!

味わいたい!

誰かと笑いたい!

 

そんな命の声だったのだと。

 

もし今、

あなたにも、

ずっと諦めているものがあるなら。

 

それは本当に、

いらないものでしょうか。

 

それとも、

傷つかないために、

欲しくないことにしているだけでしょうか。

 

食べたい。

会いたい。

行きたい。

やってみたい。

 

その気持ちは、

わがままではありません。

 

生きる力です!!!

 

そして、

その小さな欲は、

あなたの人生をもう一度動かしてくれるかもしれません。

 

だから今日は、

少しだけ自分に聞いてみてください。

 

本当は、

何が食べたいですか?

 

本当は、

どう生きたいですか?