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子どもを不幸にするのは、悪い親ではない。

2026/03/04

親であるあなたに、読んでほしい。

ありのままを認められない親は、
自分だけでなく、
子どもまで不幸にすることがあります。

 

 

少し、重たい話をします。

 

先日、10代の男の子から相談を受けました。

彼は勇気を出して、お母さんにこう伝えたそうです。

 

「僕は、男の子が好きなんだ」

 

すると返ってきた言葉は、

 

「今はいいけど、大人になったら女の子がいいのよ」

 

全否定ではありません。

怒鳴られたわけでも、家を追い出されたわけでもない。

 

でも、その瞬間、彼は心の中で決めたそうです。

 

「もう母には、絶対に相談しない」

 

なぜか。

 

彼は気づいてしまったのです。

“母は、僕を理解したいのではなく、母の望む形に戻したいのだ”と。

 

そしてさらに、こうも言いました。

 

「思い返せば、これまでも全部そうだった」

 

子どもにとって、親は世界のすべてです。

その環境の中でしか、生きてきていないのだから当然です。

 

だからこそ、親の無意識の一言は、

子どもの人生観を静かに決定づけます。

 

「あなたのままでは、どこか足りない」

 

そう受け取った瞬間、

子どもは“自分を隠す”ことを覚えます。

 

そして、親の前でだけでなく、

世界の前でも、本音を出せなくなっていく。

 

もちろん、親も悪気はない。

心配しているだけ。

幸せになってほしいだけ。

 

でも――

 

「あなたの幸せは、私が決める」

 

それを無意識にやってしまったとき、

支配は、愛の顔をして始まります。

 

もし、

 

  • 子どもがどこか苦しそうなら
  • どこか怯えているなら
  • どこか遠慮しているなら

 

そこには、親の責任もあるかもしれない。

 

思い通りに育てようとしてこなかったか。

“正しさ”を押し付けてこなかったか。


僕たちもまた、誰かの子どもでした。

無意識の言葉に、傷ついた経験があるはずです。

 

だからこそ。

 

できるだけ、否定の言葉を使わない。

まずは、全部受け止める。

 

「そうなんだね」

「それもいいね」

 

その一言が、子どもの未来を守ることがある。

 

自由を与えられる存在でいたい。

 

自分の人生を、自分で選んでいいのだと、

背中で伝えられる親でありたい。

 

ありのままを認めることは、

甘やかすことではありません。

 

それは、

その人の人生を、

その人に返すということです。