東京・池袋・オンライン
  1. 心の処方箋
  2. 亡くなった親に、許されていない気がする人へ
 

亡くなった親に、許されていない気がする人へ

2026/05/16

「きっと、怒っていると思うんです」

 

先日、

そんな相談を受けました。

 

お父様を亡くされた方でした。

 

「もっと優しくすればよかった」

「最後に、あんなこと言わなければよかった」

「許されていない気がする」

 

そうやって、

亡くなったあとも、

ずっと自分を責め続けていたそうです。

 

でも、

対話の中で伝わってきたものは、

まったく逆でした。

 

「ありがとう」

「愛している」

「幸せになってほしい」

 

ただ、

それだけだったんです。

 

彼女は、

その瞬間、

声をあげて泣いていました。

 

実は、

こういうことは本当に多いです。

 

亡くなった人が、

・怒っている

・責めている

・許していない

 

そう思い込んでしまう人は、

少なくありません。

 

でも、

実際には違うことが多い。

 

むしろ、

責め続けているのは、

“自分自身”

だったりします。

 

僕自身も、

そうでした。

 

父が亡くなる直前、

僕は完全に反抗期でした。

 

関係も最悪。

 

優しくなんて、

全然できていなかった。

 

だから、

父が亡くなったあと、

ずっと苦しかったんです。

 

「きっと怒っている」

「情けない息子だと思われている」

 

そう思っていました。

 

でも、

イギリスで出会った霊媒師たちは、

みんな同じことを言いました。

 

「お父さんは、あなたを責めていない」

「むしろ誇りに思っている」

 

と。

 

その時、

僕は気づきました。

 

責めていたのは、

父ではなかった。

 

僕自身だったんです。

 

陰陽道でも、

仏教でも、

亡き人は、

もっと大きな愛に戻る、

と言われます。

 

だから、

本当に大切な人ほど、

あなたを追い込まない。

 

「生きてほしい」

「幸せになってほしい」

 

そう願っている。

 

そこにあるのは、

愛です。

 

だから、

もう、

自分を責めすぎなくていい。

 

後悔があるのは、

それだけ愛していたから。

 

でも、

後悔し続けることで、

“愛されていたこと”まで、

否定しなくていい。

 

亡くなった人は、

あなたを苦しめるためではなく、

 

今も、

愛するために、

そばにいる。

 

僕は、

そう感じています。