7月に入っても、
美しく咲き続ける薔薇に出会いました。

思わず足を止め、
しばらく眺めていました。
花は、ただ咲いているわけではありません。
毎日、水を与える人がいて、
季節に合わせて枝を整える人がいて、
暑い日も、雨の日も、
見えないところで手をかけ続ける人がいます。
だからこそ、
私たちは「きれいだな」と感じられるのです。
当たり前に咲いているように見えるものほど、
実は、多くの人の優しさや手間に支えられています。

ふと、
人生も同じだと思いました。
今の自分がいるのは、
決して一人の力ではありません。
家族や友人、
先生や職場の仲間。
時には、
名前も知らない誰かの親切に助けられながら、
今日まで歩いてきました。
けれど、忙しくなると、
そうしたことを忘れてしまいます。
目の前のことに追われ、
「足りないもの」ばかりに目が向いてしまう。
そんな時こそ、
少し立ち止まる時間が必要なのかもしれません。

立ち止まるからこそ、
見えてくる景色があります。
立ち止まるからこそ、
誰かの優しさを思い出せます。
そして、
今ある幸せに気づくことができます。
私はカウンセリングで、
「人生を変えましょう」とは、言いません。
それよりも、
人生を整えることを大切にしています。
心に少し余白が生まれると、
今まで見えなかった景色が見え始めます。
薔薇の美しさに足を止めた朝も、
そんなことを教えてもらった時間でした。
今日も、誰かの見えない愛に支えられて、
私たちは生きています。
だからこそ、
時には立ち止まり、
その優しさに心を向ける時間を
持てたらいいですね。

人生は、劇的に変えなくてもいい。
少し整うだけで、見える景色は変わります。