東京・池袋・オンライン
 

心の処方箋

恋愛、人生、心について

日々noteで発信しています。

 

最新記事はこちら


本気で人生を整えたい方は、どうぞ、相談室へ。

2026/06/12

昔の僕は、

人生は変えるものだと思っていました。

 

もっと頑張ればいい。

もっと前向きになればいい。

もっと成長すればいい。

 

そうやって努力を重ねれば、

人生は良くなると信じていたのです。



 

しかし20歳の時、

クローン病を発症しました。

 

8回の手術。

4年間に及ぶ絶食生活。

 

思い描いていた人生とは、

まったく違う現実でした。

 

その頃の僕は、

必死に人生を変えようとしていました。

 

  • どうしたら治るのか。
  • どうしたら元の自分に戻れるのか。
  • どうしたら普通に生きられるのか。

 

毎日そんなことばかり考えていました。

 

けれど振り返ると、

「変わろう」としている時ほど、

心は苦しかったように思います。

 

そんなある日、

ひとつのことに気づきました。

 

人生は変える前に、

整えることが必要なのではないか。

 

生活を整える。

食事を整える。

睡眠を整える。

人間関係を整える。

 

できることを、

ひとつずつ整えていく。

 

すると人生は劇的には変わりません。

 

けれど、

少しずつ流れが変わり始めます。

 

気づけば病気は寛解し、

今では3万件を超えるご相談をお受けするまでになりました。

 

カウンセリングを通して確信していることがあります。

 

人は、

変わろうとして変わるのではなく、

整うことで自然に変わっていく。

 

だから僕は、

誰かの人生を変えようとは思いません。

 

その人が安心して生きられるように。

本来の自分を取り戻せるように。

 

そのためのお手伝いをしています。

 

整えることは、生き直すこと。

 

それが僕の活動の原点です。


2026/06/11

先日のカウンセリングで、

ある方が何度もこう言いました。


「私が悪かったんです」


ご主人とのこと。

職場のこと。

お母さんとのこと。


話を聞いていると、

どう考えても全部がその方の責任ではありません。


それでも、

「私がもっと頑張ればよかったんです」

「私が我慢すればよかったんです」

そう言われるのです。




僕は長年カウンセリングをしていますが、

優しい人ほど、自分を責めるのが上手です。


そして不思議なことに、

本当に人を困らせている人ほど、

あまり自分を責めません。


だから時々思うのです。


優しい人は、

反省が得意すぎるのだと。


誰かが不機嫌でも、

自分のせい。


人間関係がうまくいかなくても、

自分のせい。


期待に応えられなくても、

自分のせい。


いつの間にか、

人生の責任を一人で背負ってしまうのです。


でも、

そのクセには理由があります。


子どもの頃から、

空気を読むこと。


迷惑をかけないこと。

怒られたら謝ること。


そうやって生きてきた人は、


自分を守るために

「私が悪い」

という考え方を身につけました。


だから責める必要はありません。


それは弱さではなく、

生きるために覚えた知恵だったからです。


ただ、

大人になった今は、

そのルールをずっと使い続けなくてもいい。


本当に悪かった時は謝る。

でも、

悪くない時まで謝らない。


それもまた、

大人の選択です。


もし今日、


「私が悪いんだ」

そう思う出来事があったなら、

一度だけ立ち止まってみてください。


そして自分に聞いてみるのです。

「本当にそうかな?」


もしかしたら、

悪いのはあなたではなく、

長年がんばってきた心のクセなのかもしれません。


整えることは、生き直すこと!


自分を責めるのが上手な人ほど、

これからは自分を許す練習もしていきましょう。

2026/06/10

羽田空港で、飛行機を待っていました。


空港には不思議な空気があります。


出発する人。

帰る人。

誰かを迎える人。


みんなそれぞれ目的地が違うのに、

搭乗口では静かに順番を待っています。


その光景を眺めながら、

ふと思ったことがありました。


飛行機は遅れると、

必ずアナウンスがあります。


「出発が30分遅れます」

「機材到着の遅れにより、出発時刻を変更いたします」


理由もわかる。

どれくらい待てばいいのかもわかる。


だから安心できます。


でも人生は違います。


転職したいのに決まらない。

結婚したいのに出会えない。

病気がなかなか良くならない。

頑張っているのに成果が出ない。


そんな時、

私たちは不安になります。


なぜなら、

人生には搭乗案内がないからです。


あとどれくらい待てばいいのか。

本当に順番は来るのか。

今のままで合っているのか。


誰も教えてくれません。


だから焦る。


そして、

つい周りを見てしまいます。


「あの人はもう飛び立ったのに」

「どうして私はまだここなんだろう」


そんな気持ちになることもあります。


でも、20年以上カウンセリングを続けてきて感じることがあります。


人生には、

その人にしかないタイミングがあるということです。


長い間、

何も変わらなかった人が、


ある日を境に、

驚くほど人生が動き出すことがあります。


新しいご縁。

思いがけない仕事。

人生を変える出会い。


それまで何年も止まっていたように見えたものが、

一気につながることも少なくありません。


まるで空港で名前を呼ばれるように、

人生にも、

「今ですよ」というタイミングがあるように思うのです。


だから今、

思うように進まなくても大丈夫です。


もしかしたら、

遅れているのではなく、

まだ呼ばれていないだけなのかもしれません。


焦る日もあるでしょう。

不安になる日もあるでしょう。


そんな日は、

空港の待合席に座るような気持ちで、

少し肩の力を抜いてみてください。


飛行機も人生も、

飛び立つ前には、

待つ時間があります。


その時間は、

何も起きていないように見えて、

実は次の旅の準備が進んでいる時間なのかもしれません。


今日も、

あなたのペースで。

2026/06/09

大人になると、

学生たちの姿を見て、

なぜか胸がきゅっとすることがあります。

 

楽しそうだから

自由そうだから

未来があるから

 

もちろん、それもあるのかもしれません。

 

でも、本当は少し違う気がしています。



 

先日、学生オーケストラの演奏会へ足を運びました。

 

演奏はとても素晴らしく、

会場にはまっすぐなエネルギーが溢れていました。

 

「音楽が好き」

 

その気持ちが、そのまま音になっているようでした。

 

演奏を聴きながら、ふと思ったのです。

 

青春がまぶしく見えるのは、

若さが羨ましいからではないのかもしれない。

 

本当は、あの頃の自分が持っていたものを、

どこかに置いてきてしまった気がするからなのではないかと。

 

大人になると、

やらなければならないことが増えていきます。

 

仕事

家事

子育て

介護

人間関係

責任

 

毎日を回していくだけで精一杯になることもあります。

 

気づけば、

「好きだからやる」


よりも、

「やらなければならないからやる」

 

ことの方が増えている。

 

すると少しずつ、

無邪気さや好奇心は後回しになっていきます。

 

だから学生たちを見ていると、

羨ましいのではなく、

忘れていたものを思い出すのです。

 

好きなことに夢中になっていた自分。

失敗しても挑戦していた自分。

心が動くままに生きていた頃の自分。

 

でも、安心してください。

 

それは失ったわけではありません。

 

ただ、毎日の忙しさの中で

見えなくなっていただけです。

 

人は何歳になっても、

 

好きな花を買うことができます。

新しい習い事を始めることもできます。

 

行きたかった場所へ行くこともできます。

会いたかった人に会いに行くこともできます。

 

青春とは年齢ではありません。

 

心が動くことです❗️

 

学生たちの演奏を聴きながら、

僕はそんなことを思いました。

 

もし最近、

若い人を見て羨ましく感じたり、

昔を思い出して切なくなったりすることがあるなら、

 

それは人生が終わったサインではありません。

 

むしろ逆です。

 

まだあなたの心が、

ちゃんと動いている証拠です。

 

その感覚を、どうか大切にしてください。

 

人生は、何歳からでも生き直せます。

 

整えることは、生き直すこと。

 

その最初の一歩は、

心が動くものを見つめ直すことなのかもしれません。


2026/06/08

大切な人が亡くなると、

たくさんの物が残ります。


時計。

洋服。

写真。

手紙。




そして時々、

その物よりも重たく残るものがあります。


それは、

「手放してはいけない気持ち」です。


僕は17歳で父を亡くしました。


長い間、

父が使っていたペンを持っていました。


父を忘れたくなかったからです。


でもある日、

気づいたことがありました。


そのペンを持ち続けていた理由は、

愛情だけではなかったのかもしれない。


もっと話せばよかった。

もっと優しくすればよかった。


そんな後悔や罪悪感も、

一緒に抱えていたのです。


カウンセリングでも、

亡くなったご家族の遺品を処分できずに悩む方に出会います。


でも本当に手放せないのは、

物ではなく、

 

「捨てたら申し訳ない」

「忘れてしまう気がする」

 

そんな気持ちだったりします。


けれど、

手放すことは忘れることではありません。


感謝しながら区切りをつけることです。


大切な人を想うことと、

自分を縛ることは違います。


思い出を大切にすることと、

罪悪感を抱え続けることも違います。


持ち続けてもいい。

手放してもいい。


どちらが正しいという話ではありません。


ただ、

あなたにはあなたの人生があります。


あなたが幸せでいていい。


それを忘れないでほしいのです。


▼noteはこちら

https://note.com/shrine0731/n/n3d910b47dd71