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“自分らしく生きる”と“好き勝手やる”はまったくの別物‼️

2025/12/11

愛を前提にすると人生は整う。

“自分らしく生きたい”——その願いは尊いのに、

やり方を誤ると、ただの“わがまま”に転落してしまうことがあります。


その境目にあるのは、たったひとつの問い。

 

「そこに愛はあるか?」

 


 

「本音で生きるんです」

「私は私で行きます」

 

この言葉、勢いがあって気持ちはよくわかります。

 

ただ、それによって周りが疲れてしまっているなら、

それは“自分らしさ”と呼ぶには少し乱暴です。

 

  • 自分を大切にするなら、相手も大切にするべき
  • 自分が言いたいことを言うなら、相手の言いたいことも聞くべき
  • 自分が話を聞いてほしいなら、相手の話も最後まで聞くべき

 

本当は「〜べき」という言葉を使いたくありません。

 

でも、

人間関係の基本だけは、

あえて“べき”と呼んでいいと、

僕は思っています。

 

長年カウンセリングをしてきて、

ここを外すと、必ずどこかに亀裂が入るからです。

 

言い方ひとつで、人の心は開いたり閉じたりします。

 

「嫌い」

「無理」

「ありえない」

「太りすぎ」

「ダサい」

「臭い」

 

たとえ、それが本音であっても、

これは本音ではなく、ただの暴力。


本音でぶつかるより、

思いやりで触れる方が、

遥かに強く、深く伝わるものです。

 

京都では昔から、

「親しき仲にも礼儀ありどすえ:笑」

と言われてきたように、

尊敬と尊重は、関係を長続きさせるための土台です。

 

もしあなたが最近、

誰かに雑に扱われていると感じるなら、

まずは自分自身をどれくらい丁寧に扱っているか、

そっと確かめてみてください。


そしてもし、

あなたが無意識に相手を雑に扱ってしまっているなら、

いつか必ずしっぺ返しが来ます。

 

これは精神論ではなく、自然の摂理です。


愛を欠いた言動は、必ず自分に戻ってきます。

 

だからこそ、

自分の言葉や態度を選ぶとき、

たったひとつの基準で十分なのです。


「この行動に、愛はあるだろうか?」

 

愛があるなら続ければいい。

愛がない相手なら、静かに距離を置けばいい。


戦う必要も、我慢する必要もありません。

距離は立派な選択です。

 

自分らしく生きるということは、

自分勝手に生きることではない。


自分の軸を持ちながら、

相手の人生も尊重する。


その姿勢こそが、

人間関係を豊かにし、

自分の人生も美しく整えていきます。

 

どうか今日も、

あなたの選ぶ言葉と行動に、

やわらかな愛がありますように!