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心の処方箋

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本気で人生を整えたい方は、どうぞ、相談室へ。

2025/05/01

僕には、毎朝欠かさず行っている、ひとつの習慣があります。 


それは、継続カウンセリングや顧問契約を結んでくださっている方のカルテを一枚ずつ手に取り、その方の今の状態を静かに感じながら――

「今日も一日、穏やかに過ごせますように」

と、そっと祈ることです。 


ときどき、違和感を感じた方には、こちらからメールをお送りします。




すると決まって、こんなお返事が届きます。


「ちょうど連絡しようと思っていたところです」

「神社さん、見てました?」

「なんでわかったんですか?」


僕にとっては不思議でもなんでもなくて、

その人の“エネルギーの流れ”に変化があると、自然にわかるんです。


あ、今かな。

あ、ちょっと届きにくくなってるな――と、感じるんです。


でも、これって“特別な感覚”じゃなくて、

誰の中にもある力だと思っています。


誰かを本気で想っていれば、

たとえ離れていたとしても、

ふとした瞬間にその人のことが浮かんだり、

連絡を取りたくなったりすることって、ありませんか?


それは、きっと「つながっている」証。

目に見えないけれど、ちゃんと届いているものなんです。


シンクロニシティって、スピリチュアルな言葉に聞こえるけれど、

本当は、思いやりの延長線上にある現象だと僕は思っています。


「なんとなく気になったから」

「今日、声をかけてみようと思ったから」

「なぜか、あなたのことを思い出したから」


それだけで、誰かの救いになることもあります。


どうか今月も、あなた自身と、

あなたが大切に思う人のために、

そっと心を向ける時間を持ってみてください。


その優しさは、目に見えなくても、

きっとちゃんと届いていきますから。


静かにやってきた5月。

あなたにとって、穏やかでやさしいひと月になりますように。


神社 昌弘



2025/04/26

昔、僕は書道、茶道、華道を習っていました。

小さな頃から、父や母に教わったり、

その後も、きちんと教室に通ったりして。


イギリスで日本語教師をしていた頃には、

日本文化を伝えるために、

生徒たちにそれらを教えたこともありました。


どれも、本当に素晴らしい世界でした。

でも、どれも数年しか続かなかった。


別に、嫌いでやめたわけじゃない。

むしろ、その奥深さに、心から敬意を抱いていました。


ただ、「道」がつく学びは、深くなればなるほど、

型が厳密に決まり、はみ出すことが許されない世界になる。

それに、僕は、どこか息苦しさを感じてしまった。


もっと自由でありたい。

もっと、自分らしく在りたい。


そう思う気持ちが、だんだん強くなって、

その場を離れる選択をしてきたんだと思います。


昔は、そんな自分を責めていました。

「続かないなんてダメだ」とか、

「ちゃんとできない自分は弱い」とか。


でも、今は少しだけ、思えるようになりました。


型通りも、素晴らしい。

自由でいることも、素晴らしい。

どちらが正しいとか間違っているとかじゃない。


何より、

あの時、ちゃんと伝統にふれたこと。

あの時間があったからこそ、

今の僕の中に、“静かな芯”みたいなものが、

育っている気がします。


学べたことに、心から感謝しています。

たとえ、道半ばであったとしても。



2025/04/25

17歳のとき、父が亡くなりました。


まだ47歳という若さでした。


葬儀には、900人以上の方が参列してくださいました。


その人数に、ただただ驚いたのを覚えています。



「この人は、本当に多くの人から慕われていたんだ」



目の前に広がる人の波を見ながら、そんなことを思いました。


でも──


そんな父のことを、僕は正直、大嫌いでした。


理由はただひとつ。



父は、いつも“人にばかり”優しくして、
自分自身や家族に対しては、いつも後回しだったから。


外では「素晴らしい人」と言われていた父。


けれど、家ではどこか遠い存在で、
反抗期だった僕は、父を無視し、ひどい言葉をぶつけることもありました。


今思えば、まったく“いい子”ではなかったと思います。


でも不思議なことに、
あの頃の父と、自分の姿がどこか重なることがあります。


家の中では不機嫌で、外では“いい人”。


周りに気を遣いすぎて、自分の気持ちは後回し。



「父みたいにはなりたくない」と思っていたはずなのに、
僕もまた、同じような生き方をしていたのです。


大人になるとは、
もしかすると「自分の中にある父親と和解すること」なのかもしれません。


父は、たしかに誰からも好かれる人でした。


そして、きっと、家族のことも大切に思っていたのでしょう。


ただ、不器用で、自分の気持ちを上手に出せなかっただけ。



それに気づけたのは、大人になってからでした。


今、カウンセラーとして多くの方と向き合う中で、
「自分を後回しにしてきた人」の言葉を、何度も聞いてきました。


「家族のために頑張ってきた」


「誰かを守るために我慢してきた」


「本当は泣きたかったけど、泣けなかった」


そのたびに、ふと思い出すのです。


あの葬儀の日の、あの光景を。


無理して、我慢して、頑張りすぎたその先で、
自分自身が壊れてしまうこともある。


だからこそ、声を大にして伝えたいのです。


自分を大切にしてください。


無理をしすぎないでください。


あなた自身が、あなたの人生の中で一番大切な存在なのです。


誰かを大切にすることと、
自分を大切にすることは、矛盾しません。


むしろ、自分を大切にできる人こそが、
本当に誰かを大切にできるのだと思います。


父の死から、もうすぐ30年。


僕は今年、父が亡くなったときと同じ47歳になります。


ようやく今、父に心から言えます。


「あなたの生き方も、ちゃんと見てたよ」って。



2025/04/24

最近、ホームページの文章やレイアウトを見直す作業をしていました。


誰に、何を、どう伝えるのか。

どうすれば、訪れてくれた方がホッとできるのか。


そんなことを、静かに一つひとつ整えていく時間でした。


この作業の中で、ふと気づいたことがあります。


「心を整える」ということと、まったく同じだな。


日々の生活も、頭の中も、気づけば色んなものが溜まってきます。

本当は手放してもいいのに、

「いつか役立つかも」「これは必要かもしれない」と思って、

無意識に抱え込んでいることって、たくさんありますよね。


ホームページを整えていたら、

「これ、いらないかも」

「これは、もっと大切にしたい」

そんな“心の声”が、ふわっと浮かんできたのです。


整えることは、詰め込むことではありません。

むしろ、「そぎ落とすこと」「ゆるめること」

そして、「本当に大切なものと、もう一度つながること」なのかもしれません。



これは、人生にも、心にも、人間関係にも言えることだと思います。


今、あなたの心の中には、

まだ“ごちゃついたままの棚”があるかもしれません。


頭では分かっているけれど、片付ける余裕がないまま、

なんとなくモヤモヤを抱えて過ごしている…

そんな感覚がある方も、きっと多いのではないでしょうか。


だから今日は、ほんの少しでもいい。

自分の内側に、静かに目を向けてみませんか?


「これは、今の私にとって、本当に必要かな?」

「私は、何を大切にしたいと思っていたんだろう?」


そんな問いを自分に投げかけてみるだけでも、

きっと、何かがふっとほどけると思います。


私はこれからも、心を整えるお手伝いをしていきたいと思っています。

それは、誰かの人生がほんの少し軽くなること。

そして、その人自身が、“本来の自分”に戻れる時間を届けること。


あなたが、あなたらしくいられるように。


今日も、心穏やかな一日になりますように。


神社昌弘

2025/04/20

今日は、父の誕生日です。

もし生きていれば、今日は77歳だったはず。


でも、父は僕が17歳のときに亡くなりました。

47歳でした。

そして今年、僕も47歳になります。


気づいた瞬間、ふしぎな感覚に包まれました。


父が最後に生きた年齢と、僕が今、生きている年齢が重なる。

「越える」とか「追いついた」とか、そんな簡単な言葉では言い表せない、

なんとも言えない気持ちが胸に広がりました。 


父の47年間って、どんなものだったんだろう。


僕よりずっと早く家庭を持ち、

がむしゃらに働いて、

家族を支えながら生き抜いた人生。 


今、自分が同じ年齢になってみて、

ようやく少しだけ、父の姿が見えた気がします。


子どもの頃は分からなかったことも、

年齢を重ねた今だから、分かることがある。


無言のまま背中で示してくれた“男の人生”を、

ようやく受け取れた気がするんです。


父に会って、いまの自分の話をしてみたい。

仕事のこと、人生のこと、

あの頃の自分じゃ語れなかったことを、

同じ目線で話してみたかった。


でも、それはもう叶いません。


だから僕は、

これからの人生を“父のその先”として生きていきたいと思っています。


父が見られなかった景色を、

僕が見ていく。


父が感じられなかった時間を、

僕が生きていく。


“今を生きている”この感覚を忘れずにいたい。


だから今日、この気持ちを、

そっとここに書き残しておこうと思いました。


神社 昌弘
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